2024/09/13 10:00
こんにちは。JTGのカワハラです。
今回はカービングを施したものと打刻を施したS.A.A.用のヒップホルスターをご紹介いたします!
どちらもかなり気合を入れて製作まで時間を費やして製作をいたしました逸品です。
ヌメ革を使い、銃の形状に合わせてステッチを入れジャスト・フィットなホルスターを実現いたしました。
S.A.A.用のホルスターは抜きやすさを重視して緩すぎず、きつ過ぎないように製作してあります。
/////////////////
シングルアクション・アーミー(略してS.A.A.)とは、
西部開拓時代に使用されていた回転式拳銃のことで生産は現在でも継続されている。
通称は「ピースメーカー」。または頭文字の略称である「SAA」。
1873年に生産が開始され、1875年からアメリカ陸軍に制式採用された。
正式名はM1873。「アーミー」の名が示すように軍用拳銃であり、
同型の民間型は「シックス・シューター」と刻印されている。
1872年にアメリカ陸軍の採用試験が行われ、
翌年の7月23日にはコルト社に8,000丁が発注された。その後1890年までに37,060丁を納入している。
1896年に無煙火薬用にフレームが強化され、シリンダーピン止めネジがフレーム貫通式に変更となった。
1940年には第二次大戦のためいったん製造中止となるが、1947年に生産が再開され、
これはポスト・ウォー(戦後)モデルと呼ばれた。
特許が切れたため、20世紀後半からたくさんの銃器メーカーがS.A.A.のコピーモデルを発売し、
西部劇の影響もあってこのモデルが人気が高いシングルアクションリボルバーになった。
21世紀になっても、SAAモデルのリボルバーが
カウボーイ・アクション・シューティングなどのスポーツ射撃によく使われている。
※ネット検索抜粋
/////////////////
私が所有しているSAAはタナカ社のガスガンとKSC社の発火式とを所有しております。
その他類似品として、ワイヤット・アープとコスモドラグーン(水鉄砲)を所有しておりますが、
こちらはあくまでも装飾用ですね!
今回のホルスターは使いやしさもさることながら、装飾面でもカービングや打刻を施したもので、
かなり個性的なスタイルを実現できたと思います。
ファイアー柄に切り込みを入れフチを打刻にて少しづつ叩いて凹凸を作ります。
どこまで打刻をするかでかなり時間がかかる作業になります。
この打刻はここまでということはなく、あくまでも作者の感覚的要素が大きい非常に難しい作業となります。
今回は打刻が終わったら、手染めにてこげ茶に色を染めてみました。
試行錯誤の連続で、完成させるまでは構想から製作まで数か月の月日を費やし製作をした逸品になります。
ウェスタン風のベルトループを大きくとったデザインも斬新でスタイリッシュな雰囲気を出しておりますね!
/////////////////
打刻を行って製作したS.A.A.用のホルスターは黒革を使って縫い合わせる前に打刻を行います。
ここの難しさはあまりしつこく打刻しないのと、簡素にしないセンスのバランスが難しいところです。
打刻の配置もかなりカッコよく仕上がったと思います。
また今回は装着した時の傾きに注目して頂きたい!
少し後ろ側に傾きをかけ、リアサイトを大きく開いた形状がスピードシューティングやファストドローに
最適で素早く銃を抜く事だ出来るようにアレンジ致しました。
素早く・クラシカルな雰囲気を漂わせつつ新しさを求めたホルスターとなっております。
/////////////////
SAAと云えば定番のガンベルトですね。西部劇などで登場する「あれ」ですが、
当店で製作するホルスターは、お持ちのベルトに通して使うタイプのヒップホルスターです。
これは手頃な価格でご提供できるためだけでなく、ベルトを交換したり出来る
多彩なバリエーションをお楽しみ頂ける利点があります。
先日、ユーチューブでファストドロウをされている様子を観ていたら、ほとんど方が腰のあたりで
撃っていたのを見かけ、早打ちの場合は瞬時に銃を抜く事が求められているのだなぁ~っと思い、
「これか!」と云わんばかりにリアサイト部分を大きくカットしたホルスターを製作をいたしました。
銃を抜いた時に今回も太もも部分には革ヒモを付けて、銃を抜いた際にホルスターも一緒についてこないためには必要です。
また今回のホルスターは銃を抜いた際に確実に銃だけを抜ける様に改良を加えた
新バージョンになっており、格段に使いやすさが向上しております。
この紐があるなしだと使い勝手が格段に違いますので、ファストドロウでも使えるように意識して製作しております。
勿論、ジャストフィットで4-3/4インチで製作しているため、動きがあるサバゲーでも
銃が落下することが無いようにハンマーストッパーも装備してありお使い頂けます。(逆立ちしてしまうと落ちますが・・)
色々な要素を盛り込んだ当店の新作革製ホルスターです。
/////////////////
メンテナンスは天然革を使っているため、月に一度程度市販の「ミンクオイル」を
塗り込んで頂き、保湿を保っていただけるとより長くご愛用頂けます。
雨などで塗れてしまった場合は水気を拭き取り、陰干しにて乾かした後に仕上げにミンクオイルを
塗り込んでいただけたら完璧です。
※小雨程度でしたら、特に過度のメンテナンスは必要ないと思います。
/////////////////
その他のS.A.A.は詳しくは当店サイトにてご覧頂けます。
今回もご視聴・最後までお読み頂きありがとございました。